Tom Anderson Classic Switcheroo Trans Orange 2011

使用感の少ない2011年製のTom Anderson Classic Switcheroo Trans Orangeです。

本機はボディにSwamp Ash、ネックにMaple、指板はRosewoodを使用し16inchの指板ラディアスを採用しています。ネックシェイプはEven-Taperシェイプで、Fender 60’sでよく使用される一般的なCシェイプに近い形状です。ネックジョイントにはStratocasterなどで採用している一般的なデタッチャブルではなくTom Anderson独自の二点ジョイントA Wedgieです。このジョイント方法はジョイント部を台形に削り出すことで接地面積が増え、振動伝達率向上に大きく貢献しています。また、A Wedgieは一般的なデタッチャブル加工より高度な技術が求められる加工方法です。

ピックアップにはTom Anderson SA1R、SA1、H2+を搭載し、コントロール部にはTom Anderson Switcherooシステムを採用しています。このスイッチは3-Wayになっており、それぞれ手元側でピックアップのコイルタップ又はパラレルサウンド、センター位置ではピックアップOFF、下に倒すことでシリーズサウンドを選択することが出来ます。ピックガード内に設けられているスイッチにてコイルタップとパラレルをピックアップそれぞれに割り当てることができ、より多彩なサウンドメイクが行える個体です。また、割り当てる時にピックガードを外さなくてもボディーバックから小さなパネルを外すことで簡単に行なえます。スイッチ機能はこれだけではなく、ブロワースイッチも搭載しており、瞬時にリアのハムバッカーを選択することが出来ます。例えばバッキング時はフロントやセンターのタップで演奏し、ソロ時にブロワースイッチを使用しハムバッカーの太いサウンドで目立たせる等も可能です。ペグにはロック式ペグ、ブロックサドルの2点支持ブリッジを搭載しており、スムーズなアーミングと安定したチューニング性能が実現しています。

経年変化による色焼けが見られますが使用感の殆ど無いきれいな個体です。フレットの減りもほぼなく、ネックの状態も良好でトラスロッドの順反り・逆反り方向共に余裕があり、電装系の状態も良好です。

慣れるとシンプル！Tom Anderson Switcherooの使い方

Body：Swamp Ash
Neck：Rosewood / Hard Rock Maple
Neck Shape：Even-Taper
Nut Width：1 11/16-inch
Fingerboard Radius：16inch
Fret：22F / Heavy
Pickups：Tom Anderson SA1R / SA1 / H2+
Control：1-Volume、1-Tone、Switcheroo
Date：2011
Weight：3.2kg

付属品：ギグバッグ、アーム、その他写真参照