Navigator Custom Order Les Paul Standard Brazilian Rosewood Lemon Drop 2012

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Brazilian Rosewood指板を採用した2012年製のNavigator Custom Order Les Paul Standard Brazilian Rosewood Lemon Dropです。明らかに油分が多く艶やかなその見た目は、見た瞬間に「Brazilian！」と思える存在感を示しています。Hard Rock Mapleを彷彿とさせフレックを有するボディートップのFigured Mapleもとても魅力的です。ボディーバックのマホガニーは、節が見られますが、これこそ、サウンドを重視して選んだ木材なのでは？と思わせます。ESPほどの大量の木材を持っている中で、わざわざ節のあるマホガニーを選ぶことはしないのではないでしょうか？レスポールとして、よりリアルに、より最高のサウンドを求めてオーダーされたのではないかと連想してしまいます。Duncanでこれだけのサウンドなら、初期のTom HolmesやBare KnuckleのThe Muleを搭載したらどれだけ良くなるのだろう・・・と個人的に思っています。（Duncanには申し訳ないです！James Tylerに搭載されているDuncanのサウンドは大好きです！）

色味は、Gibsonよりも淡い印象で、プラスチックパーツや金属パーツの黄色成分とうまく同調し、とても一体感のある色味です。どのメーカーも同じ色を使っているようでそれぞれのパーツが若干違う色味を出していますが、本個体はその部分が見事な風格を醸し出しているように感じます。

本機はメイプルトップ、マホガニーバックボディー＆ネックにブラジリアン・ローズウッド（ハカランダ）を採用しオーダーされた個体です。ボディーが軽すぎるレスポールは音も軽くなりがちで、あまりレスポールらしさを感じない個体がある中、本機の重量は4.2Kgでレスポール特有の音の太さをしっかりと感じつつ、軽さも感じられる絶妙なバランスの個体です。余計なローミッドがなく太さを感じながらもアンサンブルでしかっりと抜けてくる音になっています。

また、弦高を低めにセッティングしても、実用的な点もカスタムオーダー品を製作している職人だからこそ。ピックアップには、アルニコ2マグネットを採用し、耳障りにならない程度にブライトで倍音豊かな高域とタイトな低域をもつSeymour Duncan APH-1を搭載しています。

年代相応のある程度の使用感は見られますが、酷使されている様子はなく、丁寧に通常使用していた雰囲気を感じさせてくれます。トラスロッドは順反り・逆反り方向共に確認済みで、フレット、電装系も良好です。


Body：Maple / Mahogany
Neck：Brazilian Rosewood / Mahogany
Fingerboard Radius：12inch
Fret：22F
Pickups：Seymour Duncan APH-1 Set
Control：2-Volume、2-Tone、3-Way Toggle Pickup Selector
Date：2012
Weight：4.2kg

付属品：ハードケース、ロックピン×2