RS Guitarworks Surfmaster 61 2011

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ギター製作やリペア、エイジド加工など、本物のヴィンテージと比べられるほどの技術力を持ったRS GuitarworksのSurfmaster 61です。多くのヴィンテージギターをリペアしてきた経験を活かし、細部に渡りクオリティの高いエイジド加工が施されています。人気の高いクロコダイルハードケース時期の個体です。

RS Guitarworksはアメリカ・ケンタッキー州、ウィンチェスターに工房を構え、ギターの製作やリペア、エイジド加工などを行っているハイエンド・コンポーネントブランドです。2010年にはアメリカ・ナッシュビルに工場を構えるGibsonがハリケーン被害に見舞われ、リペアが必要な楽器を全てRS Guitarworksが引き受け、大手のブランドからも支持されています。また、2012年に起こったハリケーンSandyでRich RobinsonのES-335が被災し、どこの工房もリペア出来ないと断られますが、RS Guitarworksはそれを完璧にリペアし、「二回ライブで使用したけど何事もなかったかのようだ、以前と全然変わらない」とRich Robinson自ら賞賛しており、RS Guitarworksの技術力の高さが分かります。RS Guitarworksのギターを使用するアーティストは多くJoe PerryやJoe Walsh、Stephen Arthur Stills、東京事変の浮雲氏などの有名アーティストが名を連ねます。

ボディ材には選定されたアルダー材を使用しており、バランスが良く太い生鳴りに仕上がっています。フィンガーボードには、色が濃く黒々としたローズウッドを使用しており、ラディアスはヴィンテージよりややフラットな10インチを採用しています。フレットにはJim Dunlop 6105(Narrow Jumbo)と同様サイズの物を採用しており、ラディアスと相まって軽いタッチで押弦でき、タッピングやチョーキングが行いやすいネックです。また、フレットのエッジは滑らかに仕上げられており、握り込んでもストレスを感じず、細部にまで手をかけている点は流石RS Guitarworksと感心してしまいます。ネックシェイプは1963年製、Fenderのネックに良く見られるややファットな63Cシェイプを採用しており、握り込みやすいネックシェイプです。

ピックアップにはLINDY FRALIN UNDERWOUND JAZZMASTER SETを搭載し、ポットにRS SUPER-POTを使用することで抜けが良く、綺羅びやかなサウンドに仕上がっています。また、スウィートスイッチを搭載しており、メロウで甘いトーンも選択出来ますので、よりシーンに合ったサウンドメイクが行える一本です。ブリッジにはシャーラー製のローラーブリッジを採用することで弦とブリッジの抵抗を軽減し、スムースなアーミングや、安定したチューニングが得られます。本機の仕上げにはエイジド加工が施されていますが、長年多くのヴィンテージギターをリペアしてきた職人の手によって施されるエイジド加工は、他のブランドとは一線を画するクオリティで貫禄を漂わせます。塗装やハードウェアの加工はもちろんのこと、ネジなどの細かなパーツの細部を取ってみても丁寧に加工されており、RS Guitarworksのギター製作にかける思いが感じ取れる一本です。

元々エイジ度加工が施されていますので、傷の程度は判断が難しいところですが、フレットの減りも少ないことなどからあまり使用されていない個体だと判断しています。トラスロッドは双方への余裕や正常に機能することが確認できています。各部エイジド具合を崩さないようにクリーニングやセットアップを行っていますのですぐにお使いいただけます。また、気になる点やお好みのセットアップ等がありましたら遠慮なく当店スタッフにお申し付けください。

Body：Alder
Neck：Rosewood / Maple
Neck Shape：63C
Fingerboard Radius：10inch
Fret：21F
Pickups：LINDY FRALIN UNDERWOUND JAZZMASTER SET
Control：1-Volume、1-Tone、3-Way PU Selector、Sweet SW
Date：2011
Weight：3.9kg

付属品：純正クロコダイルハードケース、アーム