Fender、Gibsonに次ぐスタンダードなブランドであるPaul Reed Smith(PRS)。そんなPRSのサウンドの要とも言えるピックアップはPRS独自のモデルを製作しており、各モデルのコンセプトに合わせたラインナップが用意されています。抵抗値やマグネットの種類、裏面に張られているラベルの写真など、搭載されているギターと共にPRSピックアップの特徴を写真や動画でご紹介します!
PRSはピックアップのみでも新品で販売されているモデルも多く、交換する人も多い為、中古のPRSピックアップも手に入れられる機会が多くなっています。ヴィンテージタイプのおすすめピックアップやモダンなタイプのお勧めピックアップもあります。
【新宿でギター買取強化中!】査定フォームの必須項目は極少数!PRSピックアップの抵抗値 一覧表
主要なPRSピックアップの抵抗値を一覧でご紹介します。
モデル名 | 抵抗値(Bass / Trable)[kΩ] |
57/08 | 8.5 / 9.4 |
59/09 | 8.4 / 9.3 |
Dragon II | 8.0 / 12.0 |
Vintage & HFS | 8.5 / 15.0 |
Tremonti | 7.3 / 15.4 |
\m/(Metal) | 8.5 / 15.7 |
Standard | 11.0 / 11.0 |
Artist | 8.5 / 9.0 |
85/15 | 8.15 / 9.03 |
85/15LT | 7.75 / 7.75 |
85/15 TCI | |
53/10 | 8.4 / 8.98 |
408 | 8.4 / 8.98 |
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2022年現在販売中のピックアップ
57/08
“PRSによる現代版PAF”とも言われている57/08ハムバッカーは1957年製Gibson PAF にインスパイアされ、2008年に完成しました。ワイドレンジでピッキングニュアンスにも忠実で、粘るミドルがあるサウンドです。
Magnet:Alnico 2
抵抗値:8.5kΩ / 9.4kΩ
59/09
PAFタイプの57/08をよりHOTにしたサウンドでよりモダンなサウンドにも対応するピックアップで、パワー感がありながらも手元のニュアンスを忠実にアウトプットし分離感の気持ち良いサウンドです。また、倍音が豊富ですので、ダウンチューニングにしても音抜けのいいサウンドが得られます。
Magnet:Alnico
抵抗値:8.4kΩ / 9.3kΩ
Dragon II
Custom22等に搭載されている事で知られる DragonIIです。アルニコマグネットを採用しビンテージテイストながらプッシュ感のある扱いやすいサウンドです。
Magnet:Alnico 4
抵抗値:8kΩ / 12kΩ
Vintage & HFS
PRS初期モデルに採用されていたStandard Bass & Trebleのアップグレード版であるピックアップです。HFSはHot、Fat、Screamの頭文字を取って名付けられたPRSの中でも数少ないハイアウトプットのピックアップで、セラミックマグネットに巻数の多いコイルを使用し、抜けの良い高域と力強い中低域が魅力的なピックアップです。Vintage BassはHFSとバランスのとりやすいアルニコマグネットのピックアップです。
Magnet:Alnico2 / Ceramic
抵抗値:8.5kΩ / 15kΩ
Tremonti
alterbridgeのギタリストMark Tremontiのシグネチャーモデルで、Paul Reed Smith氏は「こんなにラウドでビックなサウンドなのにクリアなサウンドなんて今までにない!」と絶賛するサウンドです。
Magnet:Alnico 2
抵抗値:7.3kΩ / 15.4kΩ
\m/(Metal)
Floyd Rose搭載のCustom 24に採用されているモデルで、名前の通りメタルに特化したサウンドです。歪ませても分離感は損なわれずパワフルでクリスタルクリアートンが特徴的です。表記の「\m/」はメロイックサインを表しています。PRSの中でも数少ないハイアウトプットのピックアップです。
Magnet:Ceramic
抵抗値:8.5kΩ / 15.7kΩ
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その他の代表的なピックアップ
Standard
1985年頃から1991年頃までの創業最初期のPRSギターには、Standard TREBLE & BASSを採用していました。
Magnet:Alnico
抵抗値:11kΩ / 11kΩ
Artist
Private Stockが発表される前のフラッグシップモデルであるARTIST SERIESに搭載されていたモデルで、Standard Bass & Trebleをよりホットにバランスを取ったモデルです。
Magnet:Alnico 4
抵抗値:8.5kΩ / 9kΩ
85/15
PRS設立30周年を記念し、初期PRSピックアップを元に開発されたモデル。歪ませた際の存在感のある個体でディストーションサウンドでもバイト感をしっかり感じられ太くサスティンもしっかりたサウンドをもっています。
Magnet:Alnico
抵抗値:8.15kΩ / 9.03kΩ
85/15LT
「ヴィンテージPAFタイプの最高峰ピックアップ」とPaul自身が絶賛した58/15をさらにヴィンテージトーンに近づけるべくワイヤーの巻き数を減らしLow Turn仕様にしたモデルです。
Magnet:Alnico
抵抗値:7.75kΩ / 7.75kΩ
85/15 TCI
TCIはTuned Capacitance Inductanceの略で、材料などは同じながら、計測器などを使いコイルの巻き具合を見直す事でよりスムーズな信号の伝達を実現したピックアップです。TCIになったことで、よりオープンでワイドレンジで程良い出力とパンチがあり明瞭なサウンドが特徴です。
Magnet:Alnico
53/10
50年代ブラックガード期のテレキャスターの図太いトーンにインスパイアされて生み出されたワイアーを使用して製作された本PUは、57/08、59/09、53/10ピックアップのなかで一番ウォームなサウンドを持っています。
Magnet:Alnico
抵抗値:8.4kΩ / 8.98kΩ
408 Narrow
408は「4つのシングルコイルで8通りの音作りが出来る」ということに由来し名付けられたピックアップです。57/08がベースとなっており、ハムバッカーながらそれぞれのコイルを独立して使用でき、コイルタップ時にも様々なサウンドバリエーションを持ったピックアップです。Narrowタイプの為、一般的なハムバッカーよりも細身のサイズとなっています。
Magnet:Alnico
抵抗値:8.4kΩ / 8.98kΩ
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その他のピックアップ
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- 509
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ピックアップの交換時に高さはどうする?
ピックアップを交換したらどのぐらいの高さに設定したらいいか悩む場合も多いはず。出力が、元々搭載していたピックアップと同じぐらいであれば同じようなセッティングにするのもおすすめです。
近づけすぎると弦がピックアップの磁力で引っ張られてしまい不自然な振動になりますが、自然な範囲で近づければパワーがありキレのあるサウンド傾向になります。遠ざけるとマイルドなトーンになり、遠ざけすぎると中域や低域がごっそりなくなり、ペラペラなサウンドになってしまいます。
PRSでは出荷時のセッティングを以下の通りにしているようです。
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PRSは出荷時の弦高をどう決めている?
PRSの出荷時の弦高は、フレットの頭から弦の底辺までの隙間を12F 1弦側で1.4~1.8mm、6弦側で1.5~1.9mmにセッティングしています。0.1mm単位で厳密にセッティングするにはかなりのテクニックが必要ですしネックは動きますので、目安として1.5~2.0mmぐらいが良さそうですね。弾きやすさと音色に重点をおいていろいろなセッティングを試すと、ベストなポイントが見つかるのではないでしょうか。